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EVENT OVERVIEW
イベント概要
NEOKACHI WAVEとは
アメ横・御徒町周辺エリアのまちを無台に、アート、ファッション、音楽、光が交差する一日。
「未来と遊ぶ」をテーマに、商店街をいつもとは少し違う空間へ変えていくイベント。

EVENT
NEOKACHI
WAVE
DATE
2026.11.1
(SUN)
PLACE
御徒町駅前通り
商店街
CONTENTS
ART FASHION SHOW
STREET DISCO
ILLUMINATION
EVENT CONTENTS
イベント情報

01
ART
FASHION
SHOW
20:00-
「未来のアメカジ」をテーマにした東京芸術大学の学生達によるアートファッションショー

02
STREET DISCO
20:50-22:00
商店街に一夜限りのディスコが!?
チケット制 ¥1,000
(商店街で使える500円品券付き)
※入場制限及び持ち物検査があります。

03
ILLUMINATION
19:00-
商店街アーチのイルミネーション
※2027年1月中まで実施
ART FASHION SHOW
作家紹介・作品紹介

林文萱
東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 M1
【自己紹介】
アーティスト/キュレーター。学部舞台美術(セノグラフィ)を専攻し、身体と空間の関係性を学ぶ。
現在大学院でセノグラフィを異文化が出会う場をつくるキュラトリアル実践として研究している。
パフォーマンスと視覚・空間インスタレーション、双方の実践を横断しながら制作を行う。
【作品紹介】
「アメカジ」は、アメリカへの憧れではなく、かつて渋谷の若者たちが既存の服の型を解体し、組み替えることで、過去とは異なる自分自身の輪郭を掴もうとした身振りだったのではないか。
アメ横という街自体、異国の文化を取り込みながら、それを模倣するのではなく解体し、独自の記号へと編み直してきた歴史を持つ。「アメカジ」はその延長線上にある。
本作はデニムを軸に、既存の型を解体し、抑制されたシルエットへと再構築した。アメ横でのナイトショーを踏まえ、光の要素をデニムの構造に組み込み、暗闇の中に立ち上がるラインとして表現する。過去の様式と街の記憶に未来的な構造を重ねることで、「憧れ」ではなく「自分自身の立場から立ち上がる特性」としてのアメカジを提示する。

坂本海
デザイン科 2年
【自己紹介】
東京藝術大学デザイン科在学。素材と人との関係を起点に、見に纏うという行為について考えながら制作しています。
【作品紹介】
変異
アメカジやストリートカルチャーは、若者たちの憧れや自己表現とともに形を変えながら、受け継がれてきた。服はただ着るだけではなく、着る人それぞれの感性によって着こなしやカスタムが加えられ、新たなスタイルへと変化していく。古着として受け継がれた服もまた、次の持ち主によるリメイクやカスタム、アップサイクルによって、元の姿とは異なる新たな価値を持つ。では、何世代にもわたって改造され、様々な文化や価値観が継ぎ足された先にあるものは、果たして元の「アメカジ」と呼べるのだろうか。本作品では、アメカジを構成してきたデニムやTシャツ、柄物などの素材を受け継ぎ、様々な端切れを組み合わせながら、そのシルエットにはY3K的な未来の造形を取り入れた。アメカジという文化のDNAを残しながら、継承と改変を繰り返すことで別の存在へと変異していく。それはアメカジの未来なのか、それとも、アメカジから生まれたまったく別の何かなのか。

滑川由記
東京藝術大学大学院 美術研究科 Global Art Practice 2年
【自己紹介】
写真、映像、衣服、パフォーマンス、インスタレーションなどを用い、社会の中で身体がどのように見られ、役割を与えられるのかをテーマに制作しています。近年は、可愛さや人形的な身体、女性の身体に先回りして与えられる役割や言葉に関心を持っています。
【作品紹介】
セカンドハンドのウェディングドレスを解体し、ロリータ服の形へと再構成する。ウェディングドレスは、結婚や純潔、妻になること、選ばれることなど、女性の身体に社会が与えてきた役割や期待を強くまとった衣服である。特に中古のウェディングドレスには、すでに一度「花嫁」という役割を担った身体の痕跡が残されている。
その衣服をほどき、切り、ロリータのシルエットへと縫い直す。ロリータ服に現れる過剰なフリルやレース、膨らんだスカート、身体の輪郭を隠す構造は、成熟した女性の身体に求められる社会的・性的な役割から身体をずらすための装いとして捉える。
ここで扱う「少女性」は、社会から与えられた無垢さや幼さではない。むしろ、女性に期待される成長や成熟の物語から逸脱し、少女的な記号を自ら選び取り、過剰に身につける行為である。
「女性になるための服」を解体し、「少女であることを自ら選び直す服」へと変換する。その縫い直しを通して、女性の身体に先回りして与えられてきた役割を、別の身体の可能性へと組み替える。
今回の作品では、中古のウェディングドレスを解体し、ロリータファッションのシルエットへと再構成しています。
ウェディングドレスは、結婚や純潔、「花嫁になること」「選ばれること」など、女性の身体に社会が与えてきた役割やイメージを強くまとった衣服だと考えています。特に古着のウェディングドレスには、かつて誰かの身体がその役割を担った時間や記憶も含まれています。
私はそれを一度ほどき、切り、異なる形へと縫い直すことで、衣服に結びついていた既存の役割をそのまま受け継ぐのではなく、別の身体のあり方へと読み替えようとしています。
今回のテーマである「未来のアメカジ」についても、アメカジを特定の形やアイテムとして再現するのではなく、既存の服や文化を受け取りながら、自分たちの身体や時代に合わせて着方や意味を更新していくものとして捉えました。
そもそもアメカジも、アメリカのワークウェアやミリタリー、スポーツウェアなどが日本に取り入れられ、日本独自の解釈やスタイルへと変化してきた文化だと考えています。
そこで今回の作品では、その「受け取ったものを別の文脈で着直す」という態度を未来へと展開しています。
過去に「花嫁」という役割をまとっていたウェディングドレスをほどき、ロリータという異なる身体の輪郭へと作り替えること。それは、過去の衣服を捨てるのでも、そのまま保存するのでもなく、現在の身体から新しい意味を与え、未来へ着継いでいく行為です。
私にとっての「未来のアメカジ」は、決まったスタイルを未来へ残すことではなく、すでにある衣服や文化を、自分たちの身体から何度でも読み替え、着直すことのできるファッションです。今回の作品は、その一つの形として制作しています。どうぞよろしくお願いいたします。


徐美玉
東京藝術大学大学院 美術研究科 Global Art Practice 2年
【自己紹介】
写真、映像、衣服、パフォーマンス、インスタレーションなどを用い、社会の中で身体がどのように見られ、役割を与えられるのかをテーマに制作しています。近年は、可愛さや人形的な身体、女性の身体に先回りして与えられる役割や言葉に関心を持っています。
【作品紹介】
アメ横という多文化が混ざり合う街に、いくつかの視点から手を入れた。私は、この街を多様で、包容力があり、どこか異色な場所だと感じている。街の歴史や気質と、そこに生きる個人のアイデンティティを重ね合わせ、服として再現した。
今回のイベントのテーマは「未来のアメカジ」。未来感あふれるタイトルに対して、朝気あふれる未来像や未来主義的なイメージとは少し逆方向に、私は「廃退的な」若い世代を、自分自身も含めて表現したいと考えた。
今回の3セットは、すべてリメイクによって制作した。それぞれ、三つの異なる人物像に対応している。一つは、水産商売人と、呪文を身にまとった魔女のような人物。一つは、ミリタリーパンツを逆さまにしてスカートとして着る、残片のようなクィア。そしてもう一つは、亡命の異邦人である。
素材はすべて古着や安価なリサイクル品、身近な日用品を使っている。大学生のコスプレくらいの気持ちで作っているので、あまり深く考えずに見てもらえたらと思う。

早川せせら
デザイン科 学部2年
【自己紹介】
私の制作は、異なる価値観や性質が同時に存在する「相反」に着目している。
美しさと違和感、日常性と非日常性、身近さと異質さなど、一見すると対立する要素が重なり合うことで生まれる曖昧な状態に興味がある。
ひとつの意味に収束させるのではなく、相反するものを同じ画面、同じ衣服の中に共存させることで、その間にある揺らぎや違和感を表現してきた。
衣服が持つ既存のイメージや価値を問い直し、異なる要素を組み合わせることで、見慣れたものの中に潜む別の側面を引き出すことを目指している。
【作品紹介】
今回の作品では、アメリカンカジュアルが持つ「日常性」と、そこから生まれる「過剰さ」に着目した。
アメカジは、ワークウェアやミリタリー、バイカーなどさまざまな文化を背景にしながら、日常着として広く定着してきた。一方で、その身近さは大量生産や大量消費による均質化にもつながり、さらに特定の文化やスタイルがファッションとして消費され、記号化されていく側面もある。
誰もが身につけられる日常的な衣服でありながら、そこには歴史や文化、消費によって積み重ねられた強いイメージが存在している。
本作では、そうした「身近さ」と「過剰さ」の相反する関係を、シルエットや素材、ディテールの重なりを通して表現する。日常着として成立する範囲を意図的に揺さぶることで、普段見慣れているアメリカンカジュアルの中に潜む過剰性を浮かび上がらせることを試みる。

きむらしき
建築学科 学部1年
【自己紹介】
普段は、言葉や数字からはみ出した、私自身もまだ気づいていない思いや、楽しいと感じることを、そのまま自由に目に見えるものへと変換することを目標に、作品を制作しています。
【作品紹介】
今回のテーマである「未来のアメカジ」を聞き、誰にも分からない「未来」だからこそ、私が渇望する世界を描けるのだと思いました。
アメカジは、アメリカの文化や暮らしの中で生まれ、時代を越えて親しまれてきた服装です。そんなアメカジが未来に存在するとしたら、国や文化の境界さえも越え、どのような姿になっているだろうと想像しました。
私が思い描くのは、国の境がなく、世界中の人々が自分自身と、その周囲を取り巻く時間や空間との境界さえも持たない世界です。時空と自分が重なり、宇宙と私の大きさが等しくなったら、日常をもっと愛おしく思えるのではないかと考えています。
今回デザインした服では、そんな未来の世界で時空を自由に味わい、愛おしく思う気持ちを表現しました。型紙や設計図を用いず、ただ編んでいくという方法を通して、あらかじめ定められた形にとらわれない服のあり方を探りました。
衣装提供店舗
VISUAL
イベントビジュアル

